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ハローワークのトライアル雇用の評判は?メリット・デメリットを交えて解説

ハローワークのトライアル雇用の評判を紹介 転職・就活サービス

ハローワークでは原則3ヶ月間お試しで働くことができるトライアル雇用の求人を扱っています。

どんな評判があるのでしょうか?

メリット・デメリットを交えて解説しました。

  1. ハローワークのトライアル雇用の良くない評判
    1. 良い噂を聞かない
    2. 現在職があると応募できない
    3. 採用されやすいと思ったけど落ちた
  2. ハローワークのトライアル雇用の良い評判
    1. 無期雇用へ移行した
    2. 書類審査はない
  3. ハローワークのトライアル雇用のデメリット
    1. ハローワークなどの職業紹介がないと応募できない
    2. 対象者が決まっている
    3. 会社が求める条件を満たさない場合は期間満了になる
    4. 雇用されないと短期の職歴だけが残る
    5. 正社員になれるとは限らない
    6. 求人元が経営体力の弱い企業の可能性がある
  4. ハローワークのトライアル雇用のメリット
    1. 給料は支払われる
    2. ミスマッチを防げる
    3. 未経験の業種・職種で経験・スキルを積むことができる
    4. 無期雇用へ移行の可能性がある
    5. 書類選考がない可能性が高い
    6. フリーター・ニートから就職を目指せる
  5. ハローワークのトライアル雇用求人の探し方
  6. ハローワークのトライアル雇用によくある質問
    1. トライアル雇用で解雇(クビ)になるケースは何がありますか?
    2. トライアル雇用期間中の給料はどうなっていますか?
    3. 試用期間とは何が違うのですか?
    4. 期間満了は解雇(クビ)ですか?
    5. 面接を受けても採用されないことはありますか?
    6. 面接で正社員登用された人がいるか聞いた方が良いですか?
    7. トライアル雇用を途中で辞めることはできますか?
    8. 無期雇用への移行はどのように決まりますか?
  7. まとめ

ハローワークのトライアル雇用の良くない評判

ハローワークのトライアル雇用の良くない評判はあるか、SNSやYahoo!知恵袋などを調査しました。

その中で、Yahoo!知恵袋とXの口コミを見てみましょう。

良い噂を聞かない

そのトライアル雇用は、昔からあります。
それをする意味を知ってますか?奨励金が出るのです。
だからこそ、そうやって、ずっと人材募集をしている会社です。
なので、昔からあまり良い噂は聞きませんし、
ネットの掲示板を見ても、試用期間で終了が多いみたいですよ。
逆に採用って話の方を聞かないです。

出典:Yahoo!知恵袋 一部抜粋

かつてはバイト代わりが横行していた
トライアル雇用ですが、かつては「元々3カ月間しか雇うつもりがなく、その期間限定のバイト代わりでの制度利用」に充てる職場が横行したものです。助成金が出て経費節減になるためです。

いまは審査を厳格にして3ヶ月限定を極力防いでいるようですが、それでも「実際に雇ってみた結果…」との方便が通用してしまうおかしな制度です。

出典:Yahoo!知恵袋 一部抜粋

トライアル雇用制度に疑問があったり、良い印象を抱いていない口コミが多数見られました。

制度に関しては改善をしているようですが、完全に防ぐことは難しいようです。

現在職があると応募できない

仕事に就いていると応募できないという口コミにあるように、対象者はあらかじめ決められています。

採用されやすいと思ったけど落ちた

書類選考がないので、採用へのハードルが低いと思いがちですが、しっかり面接選考するところはします。

ハローワークのトライアル雇用の良い評判

ハローワークのトライアル雇用の良い評判はどんなものがあるのか、SNSやYahoo!知恵袋などを調査しました。

その中で、Yahoo!知恵袋とXの口コミを見てみましょう。

無期雇用へ移行した

トライアル雇用から無期雇用へ移行したという口コミが多数見られました。

厚生労働省のデータでも70%以上が無期雇用へ移行しているとあるので、活用する価値はあります。

書類審査はない

書類審査はないという口コミが多数見られました。

事業者向けに配布されている文書では、強制的な文言は書かれていませんが、実際は選考は面接からスタートするように言われているので、書類審査をすることは稀だと思われます。

ハローワークのトライアル雇用のデメリット

ハローワークのトライアル雇用のデメリットについてまとめました。

ハローワークなどの職業紹介がないと応募できない

トライアル雇用はどこからでも応募できるわけではありません。

ハロワークや指定の職業紹介事業者から職業紹介がないと応募ができません。

対象者が決まっている

下記4点の何れかに該当する人は、トライアル雇用の対象者になりません。

  • 安定した職業に就いている人
  • 自ら事業を営んでいる人または役員に就いている人で、1週間当たりの実働時間が30時間以上の人
  • 学校に在籍中で卒業していない人(卒業年度の1月1日以降も卒業後の就職の内定がない人は対象となります)
  • 他の事業所でトライアル雇用期間中の人

出典:「トライアル雇用」に応募してみませんか?

逆に、下記5要件の何れかを満たした上で、ハローワークや指定の職業紹介事業者から紹介があった日にトライアル雇用を希望した場合に対象となります。

  • 紹介日の前日から過去2年以内に、2回以上離職や転職を繰り返している
  • 紹介日の前日時点で、離職している期間が1年を超えている(パート・アルバイトなどを含め、一切の就労をしていないこと)
  • 妊娠、出産・育児を理由に離職し、紹介日の前日時点で、安定した職業(期間の定めのない労働契約を締結し、1週間の所定労働時間が通常の労働者の所定労働時間と同等であること)に就いていない期間が1年を超えている
  • 生年月日が1968年(昭和43年)4月2日以降の者で、ハローワーク等において担当者制による個別支援を受けている
  • 就職の援助を行うに当たって、特別な配慮を要する(生活保護受給者、母子家庭の母等、父子家庭の父、日雇労働者、季節労働者、中国残留邦人等永住帰国者、ホームレス、住居喪失不安定就労者、生活困窮者、ウクライナ避難民、補完的保護対象者(出入国管理及び難民認定法第61条の2第2項に規定する補完的保護対象者の認定を受けている者))

出典:「トライアル雇用」に応募してみませんか?

会社が求める条件を満たさない場合は期間満了になる

トライアル雇用の期間を過ぎれば、無条件で無期雇用になるわけではありません。

条件は企業によって異なりますが、一般的に仕事をする上で必要な能力を満たしていない場合は、期間満了になってしまうので注意が必要です。

雇用されないと短期の職歴だけが残る

トライアル雇用の期間は原則として3ヶ月間です。

期間満了で雇用がされないと、3ヶ月という短期の職歴だけが残ることになります。

転職活動の際に、履歴書に「トライアル雇用期間満了で退職」と書けば問題は無いと思いますが、企業によっては短期で辞めたことを気にする場合があります。

その場合、不利になるかもしれません。

正社員になれるとは限らない

トライアル雇用後が終了して問題が無ければ、無期雇用へ移行することになります。

無期雇用に該当するのは、正社員、無期契約社員、無期雇用派遣、無期アルバイト・パートです。

この中で無期雇用派遣はトライアル雇用求人にできないため、可能性はありませんが、その他の雇用形態になる可能性はあります。

つまり、正社員になれるとは限らないので注意が必要です。

そのため、正社員を目指すのであれば、就職・転職エージェントや求人サイトも活用した方が就職につながりやすいです。

正社員の求人が多くあるリクルートエージェントや、フリーターから正社員を目指せる求人があるリクナビNEXTの利用がおすすめです。

求人元が経営体力の弱い企業の可能性がある

企業がトライアル雇用を利用すると、助成金が支払われます。

その分だけ、人件費の負担が減りますが、裏返せば、経営体力が弱い企業の可能性があります。

ハローワークのトライアル雇用のメリット

ハローワークのトライアル雇用のメリットについてまとめました。

給料は支払われる

トライアル雇用という名称から給料は支払われないというイメージを持つ人もいるかもしれません。

労働基準法が適用されるので、給料は支払われます。

ミスマッチを防げる

職務経験やスキル・知識の少なさから、働いていけるのか、組織の中で上手くやっていけるのか不安になると思います。

トライアル雇用を利用することで、仕事や企業でやっていけるのか体験できるので、ミスマッチを防ぐことができます。

もし、合わないと感じたら、期間満了で終了すればよいだけです。

未経験の業種・職種で経験・スキルを積むことができる

トライアル雇用は経験・スキル・知識が少ない、なくても応募することができます。

企業側もお試し雇用で、経験者をもとめているわけではないので、全くの未経験業種・職種で経験・スキルを積むことができます。

無期雇用へ移行の可能性がある

トライアル雇用を利用した求職者が仕事をする上で必要な能力を満たしていると企業が判断すれば、無期雇用(常用雇用)へ移行します。

無期雇用は期間の定めのない契約なので、安定して働けます。

厚生労働省によると、常用雇用移行率は令和元年が75.1%、令和2年が71.5%、令和3年が71.1%と少なくとも70%以上あります。(出典:令和4年度行政レビューシート

書類選考がない可能性が高い

トライアル雇用は雇用面で不安定な状態にある人を救済するための措置です。

ハローワークは企業に対して、書類選考を行わずに面接選考を行ってくださいという指導をしているので、書類選考がない可能性が高いです。

一般的に、離職・転職を繰り返している、ブランクが長い人は書類選考で不利になりやすいですが、トライアル雇用の対象者であればそういった不安はありません。

フリーター・ニートから就職を目指せる

トライアル雇用の対象で、「紹介日の前日時点で、離職している期間が1年を超えている」「生年月日が1968年(昭和43年)4月2日以降の者で、ハローワーク等において担当者制による個別支援を受けている」があります。

前者と後者に該当するのがニート、後者に該当するのがフリーターです。

上述のように、選考は面接からスタートするため、トライアル雇用へのハードルは通常よりも低いです。

つまり、フリーター・ニートでもトライアル雇用を利用して就職を目指すことができます。

ハローワークのトライアル雇用求人の探し方

トライアル雇用求人はハローワークインターネットサービスから探すことができます。

詳細検索条件で「トライアル雇用併用求人」にチェックを入れるか、フリーワード欄で「トライアル雇用」と入力して検索をすると求人が出てきます。

>>ハローワークインターネットサービス 公式サイト<<

ハローワークのトライアル雇用によくある質問

ハローワークのトライアル雇用によくある質問についてまとめました。

トライアル雇用で解雇(クビ)になるケースは何がありますか?

遅刻、無断欠勤など勤務態度に問題があるなどの場合はトライアル雇用期間中でも解雇(クビ)になる可能性があります。

トライアル雇用期間中の給料はどうなっていますか?

トライアル雇用期間中の給料は、通常の雇用と同様に設定されます。

最低賃金を下回ることはありません。

試用期間とは何が違うのですか?

トライアル雇用と試用期間の違いは雇用期間です。

トライアル雇用は期限が決まっているのに対して、試用期間は期限の終わりがありません。

期間満了は解雇(クビ)ですか?

期間満了は解雇(クビ)ではありません。

決められた期間で契約を終了しただけです。

面接を受けても採用されないことはありますか?

面接を受けても採用されないことはあります。

選考は通常の募集と同じように行われるので、仕事を教えても使える見込みがないと判断されれば、面接で落ちます。

面接で正社員登用された人がいるか聞いた方が良いですか?

面接で正社員登用された人がいるか聞いた方が良いです。

加えて、トライアル雇用からの正社員登用率も聞いておきましょう。

正社員を目指すのであれば、確率が高い方が良いからです。

トライアル雇用を途中で辞めることはできますか?

トライアル雇用を途中で辞めることはできます。

その場合、自己都合退職の扱いとなります。

無期雇用への移行はどのように決まりますか?

無期雇用への移行は働き始めてから3ヶ月以内に人事と面談を行って決められます。

まとめ

ハローワークのトライアル雇用は仕事が不安定な人におすすめです。

経験やスキルが少ないフリーター・ニートでもトライアル雇用に応募することができるので、活用して就職を目指しましょう。