ハローワークでは求人の応募に必要な職務経歴書のテンプレートが含まれたファイルをダウンロードできます。
この職務経歴書テンプレートにどんなメリット・デメリットがあるのか解説をしました。
ハローワークの職務経歴書テンプレートがダウンロードできるサイト
ハローワークの職務経歴書テンプレートがダウンロードできるサイトを紹介します。
ハローワークインターネットサービス
ハローワークインターネットサービスでは、応募書類の作り方パンフレット、職務経歴書の作り方パンフレット、職務経歴書作成のためのマスターシートをダウンロードできます。
職務経歴書テンプレートは職務経歴書の作り方パンフレットの中にあります。
別途、履歴書のフォーマットも用意されているので活用しましょう。
神奈川ハローワーク
神奈川ハローワークでは、職務経歴書を書くにあたって、職務経歴書記入例、その他に分けてPDFをダウンロードできます。
職務経歴書記入例では5パターンのテンプレートが用意されているので活用しましょう。
ハローワーク福岡南
ハローワーク福岡南では、様式集として職務経歴書記入例やフォーマットをダウンロードできます。
ハロワークの職務経歴書テンプレートのデメリット
ハローワークの職務経歴書テンプレートのデメリットについてまとめました。
職務要約が書かれていない・少ない
ハローワークインターネットサービス、神奈川ハローワーク、福岡南ハローワークが提供する職務経歴書テンプレートは職務要約が書かれていないか、書かれていても少ないものがあります。
職務要約は職務経歴書の冒頭に書く簡単な経歴の自己紹介にあたります。
ここを1~2行程度書いただけではアピールになりません。
少なくとも200~300文字は書かないと伝わりません。
テンプレートを見ると、志望動機を書いて代用している感じですが、別途職務要約を書いた方が良いです。
民間の転職エージェントや求人サイトで提供されている職務経歴書テンプレートにはしっかり書かれているものが多いので、そちらの方が参考になります。
全体的にあっさりしている
ハローワークが提供する職務経歴書テンプレートは全体的にあっさりしている印象があります。
職務経歴書は何枚も書けばいいというものではなく、1~2枚に収めるのが一般的です。
その点では1枚に収まっていて良いのですが、内容が薄いです。
これは、職務要約が書かれていないこともありますが、職務経歴の欄の職務内容や実績をあっさり書き過ぎていることが要因です。
職種ごとのテンプレートは少ない
ハローワークが提供している職務経歴書テンプレートは職種という点で見ると、種類が少ないです。
リクルートエージェントは82職種ありますが、ハローワークインターネットサービスは8種類しかありません。
自分の経験職種に当てはまるものがない可能性があります。
ハローワークの職務経歴書テンプレートのメリット
ハローワークの職務経歴書テンプレートのメリットについてまとめました。
職務経歴書の作り方も書かれている
ハローワークインターネットサービスが提供している職務経歴書の作り方にはテンプレートの他に、作成の注意事項、基本、手順、記載項目一覧が書かれています。
職務経歴書に何をどのように書けば良いのか、どんなスタイルがあるのか詳しく書かれているので、初めて職務経歴書を作成する人でも参考になります。
経歴・状況ごとに応じたテンプレートがある
ハローワークには職種としての種類は少ないですが、経歴・状況ごとに応じた職務経歴書テンプレートが複数あります。
ハローワークインターネットサービスは職務経歴書の作り方の中に8種類、神奈川ハローワークは5種類あります。
何れもその中の1つにアルバイト・パート経験者向けの職務経歴書テンプレートがあるため、既卒のフリーターにおすすめです。
職務経歴書作成を支援するマスターシートがある
ハローワークインターネットサービスでは、職務経歴書の作り方とは別に、マスターシートと呼ばれる職務経歴書作成のためのフォーマットがあります。
このマスターシートに沿って内容を書いていけば、職務経歴書を作ることができます。
一から職務経歴書を作成したい人におすすめです。
ただし、PDFをダウンロードするだけなので、パソコンで直接編集はできません。
パソコンで編集したい人は民間転職エージェント・求人サイトが提供する職務経歴書エディターを利用しましょう。
例えば、リクルートエージェントには職務経歴書エディターがあり、ナビゲート受けながら職務経歴書を作成できます。
会員登録をしなくても利用できますが、一時保存したい場合や作成後にキャリアアドバイザーに添削して欲しい場合は会員登録した方が良いです。
ハローワークの職務経歴書テンプレートで作成しただけではダメ
ハローワークの職務経歴書テンプレートで職務経歴書を作成しただけで終わってはいけません。
次の行動を起こしましょう。
作成した職務経歴書を添削してもらう
職務経歴書ができたらすぐ応募するのは危険です。
自分では良い内容だと思っていても、企業側からすれば良い内容とは限らず、書類選考に落ちてしまうかもしれません。
そこで必要となるのが、職務経歴書を添削してもらうことです。
書類選考に落ちる確率を減らすことができます。
職務経歴書の添削は、ハローワーク、就職・転職エージェント、キャリアコーチングで対応してくれます。
ハローワークでは無料で職務経歴書のアドバイス・添削をしてくれるので活用しましょう。
就職・転職エージェントは応募したい求人がある場合、キャリアコーチングは就職・転職エージェントの紹介求人にされたくなく、有料でも構わない場合に利用しましょう。
求人に応募する
職務経歴書を添削してもらったら、求人に応募しましょう。
ハローワークではオンライン自主応募を利用して企業に直接応募することができるので、利用してみましょう。
また、ハローワーク経由だけでは自分が希望する求人が見つかるとは限らないため、民間の就職・転職エージェントや求人サイトも利用しましょう。
就職・転職エージェントならリクルートエージェント、求人サイトならリクナビNEXTのようなメジャーなサービスを利用するのが無難です。
まとめ
ハローワークが提供している職務経歴書テンプレートは内容が物足りない部分もありますが、ガイドは詳しく書かれていて参考になります。
上手に活用して、オリジナルの職務経歴書を作成しましょう。