TVCMでもよく流れているビズリーチですが、既卒におすすめではありません。
今回の記事では、その理由とビズリーチ以外のおすすめ逆求人サイトについて解説しました。
理由1:ビズリーチはハイクラス向けの逆求人転職サイトである
ビズリーチが既卒におすすめできない理由の1つ目は、ハイクラス向けの逆求人転職サイトであることが挙げられます。
職務経歴書を登録する必要がある(経験・スキルを求められる)
スカウトを受け取るために職務経歴書を登録する必要がある点が既卒にとってハードルになります。
一般的にアルバイト経験は職務経験とみなされず、ニートは論外なので、職務経歴書を書くことができません。
万が一登録できたとしても、ハイクラスへ転職にふさわしい経験・スキルがないとスカウトが来ない可能性が高いです。
エージェント目線で言うと、オススメな転職サイトはビズリーチになります。ただし、それなりに経験やスキルがない方はエージェントからのスカウトメールが1通も来ない可能性があります。第二新卒や転職回数の多い方はDODAやマイナビ、エン・ジャパンの方が良いかもしれません。
♯仕事探し— ビートル_DD(転職/人材エージェント・経営コンサルタント) (@beetle_dd) January 17, 2023
審査がある
そもそも、ビズリーチには審査があるため、基準を満たした登録内容でないと利用できません。
そのため、既卒は登録の段階で審査落ちする可能性が高いです。
審査基準は一般には公開されていませんが、
- 経験・スキルが浅い、無い
- 年収が低い
と審査落ちすると言われています。
ビズリーチ、やたらCM打ってて
第二新卒の連中がやたら登録しようとしてるらしいけど、確かあれ登録には年収制限があって650だか750以上だから、
殆どの新卒は対象外だぞ(笑)?— oresummer (@oresummer) December 17, 2022
理由2:ビズリーチを利用して就職した既卒の口コミが見られない
ビズリーチが既卒におすすめできない理由の2つ目は、ビズリーチで就職した既卒の口コミがネット上に見られないことが挙げられます。
当然、全ての人がネット上に口コミを書くわけではありませんが、Xなどで探してみても口コミは見られません。
理由3:ビズリーチは既卒の求人がない
ビズリーチが既卒におすすめできない理由の3つ目は、対象となる求人がほぼ無いいからです。
「既卒」で求人検索すると58件(2024年5月22日時点)出てきますが、求人票の事業内容やサービス内容の説明の中に「既卒」というキーワードが含まれているために出てきているものが多数あります。
実際に既卒を求めている求人はほぼありません。
ビズリーチ全体で26万件以上(2024年5月22日時点)の求人がありますが、ほとんどは経験者・ハイクラスを求めているので、既卒にはおすすめできません。
ビズリーチ姉妹サイトのキャリトレは終了
残念ながら、既卒・第二新卒を対象にしていたビズリーチ姉妹サイトのキャリトレは、すでにサービスを終了しています。
キャリトレが終了したのはいつ?
2022年12月21日でサービスが終了しました。(出典:「キャリトレ」のサービス提供終了に関するお知らせ)
前職でも現職でもお世話になったキャリトレサービスが終了。第二新卒をターゲットにってコンセプトは良かったんだけどなぁ。サービスがなくなるのは、ちょっと寂しいけど、なんだかんだビズリーチの方と対象が被ってたりするから振り切った決断はマーケティングとしてよかったのではないかと思う。
— Sallie |Splink HR (@splink_sallie) November 4, 2022
キャリトレはどんな逆求人サイトだった?
20代の既卒・第二新卒版ビズリーチという位置づけで、求職者に興味を持った企業やヘッドハンターからスカウトが来たり、求人がレコメンドされるサイトでした。
ビズリーチがハイクラス向けなのに対して、キャリトレはキャリアアップをしたい20代が対象だったので、職務経験が浅い人でも利用できました。
2018年時点のデータでは、20代のユーザーが85%を占めていて、大卒が55%以上だったので、大卒以外の学歴にもおすすめでした。
利用企業は社員数が300名以下の中小企業・ベンチャー企業が72%を占めていたため、大手志向の人には向いていませんでした。
ビズリーチに統合された形だが使えないの?
職務経歴書をきちんと書けば第二新卒でも使えますが、既卒は審査によって登録できない可能性の方が高いです。
終了の案内では、キャリトレを利用している企業・会員がビズリーチを利用するケースが増えていて、経営資源をビズリーチに集中するためと記載されていますが、やはりハイクラス向けであることは否めません。
ビズリーチ以外の既卒向けの逆求人サイトを利用する方が使い勝手が良いです。
ビズリーチ以外で既卒におすすめの逆求人サイト
ビズリーチ以外で既卒におすすめの逆求人サイト、逆求人機能付き転職サイトを紹介します。
マイナビジョブ20’sスカウト(20代既卒・第二新卒に特化)
マイナビジョブ20’sスカウトはマイナビワークスが運営する20代向けの逆求人サービスです。
ビズリーチとは異なり、未経験OKの求人が多くを占めていて、既卒や第二新卒のようなキャリアが無い・浅い人でも利用できるようになっています。
個別相談も利用できるため、プロフィールの書き方や面接に進んだ際の対策もアドバイスしてくれます。
スカウトは提携エージェントからはなく、企業からしか届かないので、ノイズが少なく利用しやすいです。
チアキャリア(第二新卒・既卒など中途にも対応)
チアキャリアは新卒がメインの逆求人サイトで、既卒や第二新卒など中途にも対応しています。
大手企業が多いビズリーチとは違い、成長企業・ベンチャー企業に特化しているのが特徴で、社長からスカウトが直接来ることもあります。
21年卒の実績ではプロフィールを80%以上入力すると約94%の確率でスカウトが届くため、新卒と同じ未経験の既卒にもチャンスがあります。
就職に成功した人のうち80%はスカウトがきっかけなので、プロフィールは可能な限り埋めるようにしましょう。
エン転職
エン転職は職歴が無い・浅い人向けの求人も多くある転職サイトです。
総求人11,323件のうち社会人未経験歓迎が1,630件(2024年5月24日時点)あるため、ビズリーチには無いチャンスが既卒にあります。
無料で利用できるスカウトサービスもあり、WEB履歴書は転職仕様のため使いにくいですが、既卒になってからのアルバイト経験をアピールすることによって、スカウトを待つことができます。
スカウトは4種類あり、特に企業からのスカウトは選考がカットされるものや期待値が高い人に送られるものもあるためおすすめです。
アッテミオファー(個性・趣味でアピールできる)
アッテミオファーはブラッシュアップ・ジャパンが運営する逆求人サービスで、いい就職ドットコムに登録すると利用できます。
職歴をアピールするビズリーチとは異なり、個性・趣味でアピールをして企業からスカウトをもらう仕組みなので、職歴が無い既卒でも利用しやすいです。
スカウトは企業からと運営事務局からのMatchingオファーの2種類なので、提携エージェントから届くような煩わしさはありません。
書類選考なしで面談からスタートするので、通常の応募で面接に進めないでいた人におすすめです。
登録はこちら(公式サイト)
※既卒におすすめの逆求人サイトの記事も合わせて読むと役立ちます。
まとめ
ビズリーチはハイクラスを対象にした逆求人転職サイトなので、既卒にはおすすめできません。
既卒を対象にしているその他の逆求人サイトを利用しましょう。