「大卒であること」が日本の就職市場で重視される傾向にありますが、非大卒フリーターであることに引け目を感じる必要はありません。
実際に、非大卒で成功している人はたくさんいます。
今回の記事では、引け目を感じる必要はない理由や成功するためのポイントを紹介しています。
非大卒フリーターでも就ける仕事はたくさんある
非大卒フリーターであることに引け目を感じる必要は全くありません。実際に、非大卒フリーターでも就ける仕事はたくさんあります。
営業職は学歴を問わず間口が広い
営業職は学歴や専門性よりも、対人コミュニケーション能力や販売力が重要視される職種であるため、学歴を問わず就くことができます。
特に、販売業・接客業のアルバイト経験がある場合は、販売力やコミュニケーション能力を活かすことができるため、採用の可能性が高いです。
また、営業職は様々な業種・商材で求人募集が行われており、業種や商材によって求められるスキルや知識が異なります。
販売業・接客業のアルバイト経験がないことに不安を感じるかもしれませんが、その他のアルバイト経験しかない非大卒のフリーターやニートでもチャンスは多いです。
資格・スキルを身につけて働くこともできる
スキルが無いのであれば、身につけて働くことも可能です。
エンジニア、Webマーケター、WebデザイナーなどはITスクールで学ぶことによってスキルを身につけることができるだけでなく、就職支援をしているところもあります。
行政書士や宅建士など非大卒でも受験できる資格があるので、取得をアピールして就活をしたり、開業するという選択肢も取れます。
学歴に引け目を感じていても資格を取ることによって、自信もつくので、メリットは大きいです。
社会インフラ維持に必要不可欠な仕事は正社員になりやすい
成熟した社会において、社会インフラ維持に必要不可欠な仕事は就きたがる人が少なく、人手不足の問題を抱えています。
そのため、非大卒のフリーターでも正社員になりやすいです。
例えば、介護、設備の工事・管理、ドライバーなど資格が必要な職種もありますが、難関資格のような難しさはないため、非大卒でも勉強をすれば、取得することができ、就職につなげられます。
コミュニケーション能力に自信がない人でも勤まる職種が多いので、非大卒のフリーターであることに引け目を感じる必要は全くありません。
労働環境が変化している
労働環境が変化していることにより、非大卒フリーターでもチャンスが多くなっています。
少子高齢化で職場の年齢構成に歪み
以前から少子高齢化が叫ばれていたにもかかわらず、1990~2000年台前半の就職氷河期世代を雇用しなかったことにより、職場の年齢構成に歪みが生じてしまいました。
労働人口が減っている中で、本来は穴の開いた世代を雇用すべきですが、なぜか企業は若い人に固執しているため、高齢の大卒フリーターは敬遠されています。
若者というだけで、企業同士の奪い合いになる売り手市場になってきているので、非大卒のフリーターは逆にチャンスだと思うべきです。
残業規制の強化によって人手が不足
物流業界や建設業界はこれまで長時間労働が野放しにされてきました。
しかし、働き方改革によって、2024年4月以降は時間外労働が月45時間・年360時間に規制されます。
すると、1人が稼働できる時間が限られるため、人手が不足することになります。
もともと非大卒やフリーターからの就職が多い業界ではありますが、さらに就職がしやすくなる可能性が高まります。
その他の業界も残業にうるさくなってきているので、チャンスは増えています。
若者の価値観に合わせないといけなくなった
Z世代と呼ばれる人達は、良くも悪くも見切りが早いです。
残業や転勤が多い会社は最初から相手にせず、入社してもスキルが身につきそうになければ、早々に辞めることを厭いません。
会社は新しい人が入ってこないと、新陳代謝が起きず、イノベーションも起こせないため、若者の価値観に合わせないといけなくなりました。
すぐに辞められては困るので、お客様のような扱いになり、逆にホワイトすぎて辞めたいという問題につながっているくらいです。
そんな状況なので、企業も学歴にこだわっているわけにもいかず、非大卒のフリーターであっても、チャンスがあります。
非大卒でも成功している人はたくさんいる
非大卒でも成功している人はたくさんいるので、全く引け目を感じる必要はありません。
非大卒で成功している人の例
- 青汁王子・三崎優太氏:高卒
- ZOZO創業者・前澤友作氏:高卒
- 転職アンテナ・moto(戸塚俊介)氏:短大卒
- GMOインターネット・熊谷正寿氏:中卒
上記に挙げたのは、非大卒で起業家として成功している人の一例です。
何も起業家を目指せと言っているわけではありません。
就職は起業よりもハードルが低いので、それだけも大成功です。
重要なのは、成功した人のマインドを学ぶことです。
SNSで発信していたり、著書が出ているので、それを見て活かせるところがあれば、参考にしましょう。
特に、moto(戸塚俊介)氏の著書の転職と副業のかけ算は、就活のことも書かれているのでおすすめです。
※三崎優太氏がYoutubeで紹介していた、非大卒向け就職エージェントのゼロタレの評判は以下の記事で解説しています。
一般的に成功している人は余計なプライドがない
起業にしろ、就職にしろ、一般的に成功している人は余計なプライドがありません。
正社員になりやすい仕事があるのであれば、それを目指します。
現在の日本は非正規と正規の壁が大きいですが、いったん正社員になってしまえば、転職はしやすいです。
だから、余計なプライドは捨てて、正社員になりやすい仕事を選ぶのも非大卒フリーターから脱出する1つの方法です。
まとめ
非大卒フリーターであることに引け目を感じる必要はない理由は3つあります。
- 非大卒フリーターでも就ける仕事はたくさんある
- 労働環境が変化している
- 非大卒でも成功している人はたくさんいる
だから、前向きに活動して人生を切り開きましょう。