面接を受けているのに、何で次に進めない、内定が出ないんだろうと思っている既卒者は、発言内容に気を付けた方が良いです。
つまり、NGワードを言ってしまうと、それだけで即不採用になるとは限りませんが、マイナス評価になります。
それが積み重なっていくと、不採用になってしまいます。
だから、なるべくNGワードは言わない、仮に行ったとしても、リカバリーできるようにしておかないといけません。
今回の記事では、既卒面接で言ってはいけないNGワードを集めただけではなく、なぜ言ってはいけないのか、対策も含めて解説しました。
ぜひ、参考にしてください。
既卒面接で言ってはいけないNGワード
面接で言ってはいけないNGワードをまとめました。
- 人の役にたちたい
- 人と関わりたい
- 御社の理念に共感した
- 商品・サービスが好き
- 残業が少ない会社で働きたい
- 成長できる御社で働きたい
- 有給はとりやすいですか
なぜNGワードを言ってはいけないのか?
どうしてこれらのNGワードを言ってはいけないのでしょうか?それには理由が3つあります。
- 志望意欲が感じられないから
- 会社は学校ではないから
- 面接の場にふさわしい質問ではないから
志望意欲が感じられないから
人の役に立ちたいとか、商品・サービスが好きというフレーズは抽象的で誰にでも言えます。
これらの言葉を絶対に話してはいけないわけではないのですが、根拠や具体的なエピソードが無いがために、志望意欲が全く感じられないのです。
会社は学校ではないから
成長したい人ばかり集まってしまうと、結果は二の次になってしまい、売上・利益が上げられなくなって今います。
すると、社員に給料が払えなくなり、赤字になって倒産してしまいます。
だから、「成長できる会社で働きたい」というようなフレーズを言ってしまうと、面接官は「うちの会社は学校じゃないんだぞ」と思いつつ、応募者を不採用にするのです。
面接の場にふさわしい質問ではないから
面接の最後に、「何か質問はありますか?」と聞いてくることが多いです。
その際に、「有給休暇は取れますか?」、「給料はいくらですか?」、「転勤はありますか?」などのような、面接の場にふさわしくない質問をしてしまうと、面接官の印象を悪くしてしまいます。
そもそも面接は、応募者が経営上の問題を解決できる人なのか、活躍できる人なのかを知るために行われるものなので、そのようなことをアピールできる質問をすべきです。
例として挙げた質問は、内定後にすべき質問なので、気を付けましょう。
なお、どうしても質問が無い時は、無理にする必要はないです。
参考:「既卒面接の逆質問は無理にしなくてよい理由」
NGワードへの対策
NGワードでもその言葉に対する根拠や具体的エピソードを添えることによって、全体的にOKにもっていくことはできますが、それでも、最初からOKワードにした方が印象が良いです。
そこで、まずはOKワードへの変更例を見ておきましょう。
NGワードからOKワードへの変更例
人の役に立ちたい → 英語、スペイン語、中国語のスキルを活かして、訪日外国人に観光を楽しんでもらえるアテンドをしたい
役に立ちたいという言葉は、どんな仕事でも当てはまるほど抽象的なので、どのようにして役に立ちたいのかを意識した言葉に変えましょう。
変更せずに、突っ込まれても話せるようにしておく
あえて、NGワードまま話しても、即不採用になるわけではありません。
面接官は抽象的な部分を突っ込んで質問してきます。答えられるようにしておけば、問題ありません。
そのカギとなるのが、具体性です。
つまり、裏付けとなる根拠を詳細に語ることによって、抽象的なワードに説得力を持たせることができます。
例えば、「御社の□□という企業理念に共感しました」と答えるだけでなく、
- そのきっかけは過去の○○の経験です
- その経験から△△という考え方を持つようになりました
- その考え方と御社の理念は似ていると感じたので共感しました
- 御社に入社しても、□□という理念を体験して働いていきたいです
という流れで答えるようにすると、企業理念というNGワードであっても、まだましになります。
できれば、企業理念は使わない方が良いのですが、どうしてもという場合は上記のようにすると良いでしょう。
自己分析と企業研究をしておくと対策が楽になる
先ほどの、企業理念の例にしても、いきなり企業理念で志望動機を作ろうとすると、抽象的で薄っぺらい内容になってしまいます。
そうならないようにするには、自己分析と企業研究をしておくと楽になります。
自己分析と企業研究をすると楽になる理由
そもそも言葉が抽象的になってしまうのは、考えが浅いからです。
自己分析と企業研究は、自分や企業について深く考えるきっかけになりますし、自己PRや志望動機、その他の質問の材料を探すことにもつながります。
つまり、自己PRや志望動機などが作りやすくなるんです。
もし、新卒の時に、内定が得られなかった、既卒になっても就職先が決まらないという人は、自己分析や企業研究をしっかりやっていなかったと言えます。
今気づけばすぐに挽回できるので、自己分析と企業研究をしっかりやっておきましょう。
就職エージェントに頼むと全てチェックできて良い
「NGワードを言っていないかチェックして欲しい」という希望があれば、既卒向けの就職エージェントに相談してみましょう。
模擬面接という形で、第三者の視点で、発言内容をチェックしてくれるので、自信が持てるようになります。
おすすめはサポートに時間をじっくりかけてくれるところです。