「dodaは既卒でも使えるのかな?」と思っている人は多いです。
既卒求人もあるので、実際に使うこともできます。
しかし、dodaは既卒の利用には不向きです。
それはいったいなぜなのかを解説したのが今回の記事です。
ぜひ一読して参考にしてください。
【理由1】既卒が応募できる求人が少ない
dodaにも既卒が応募できる求人が各都道府県にあるので、利用することは可能です。
問題なのはその数です。
249,301件の求人のうち、「既卒」で検索して出てくる数は705件(2024年7月7時点)しかありません。
さらに、約56%の398件が関東で占められていて、その中の約64%の254件が東京です。
ただこの数字は重複している(複数県にまたがって募集している)のもあるので、そこは割引いて考えるべきです。
既卒就職エージェントでは少なくともこの10倍の数千件の求人数はあるので、比較するとかなり少ないです。
そのため、dodaは既卒の利用に不向きで、補助的に使うことをおすすめします。
【理由2】doda新卒エージェントが既卒3年以内のみ対応
実はdoda新卒エージェントという新卒向けの就職支援サービスがあり、そちらで卒業後3年以内の既卒者をサポートしてくれます。
そのため、doda(エージェントサービスを含む)を利用するよりもサポートは確実にしてもらえます。
もしあなたが卒業後3年以内の既卒者であるならば、doda新卒エージェントを利用しましょう。
おすすめのポイントは3つあります。
- 非公開求人で応募の選択肢が広がる
- 面接合否理由のフィードバックがある
- スピーディーに就活ができる
1つ目ですが、求人サイトを利用しても自分に合う企業がないという人はdoda新卒エージェントを利用すると良いかもしれません。
非公開求人を多数保有していて、まだ出会ったことのない企業が見つかるかもしれないので、応募の選択肢が広がります。
2つ目ですが、一般的に就職・転職の選考で面接の合否理由を教えてくれることはありません。
そんな中で、doda新卒エージェントは面接の合否理由をフィードバックしてくれるので、仮に落ちたとしても改善することができ、落ち続ける可能性を減らせます。
3つ目ですが、ブランクを長引かせたくない人は特別枠を利用して最短2週間で就職を決めることも可能なので、スピーディーに就活ができます。
このメリットを享受できるのは、既卒3年以内なので、4年以上経っている既卒者であるならば、doda(エージェントサービスを含む)を使うか、他の既卒就職エージェントを使いましょう。
【理由3】U_29が20代既卒に対応
グループ会社のパーソルクロステクノロジーが運営するU_29は20代既卒に対応しています。
U_29は未経験からITエンジニアへの就職・転職を無料で支援するプログラムで、最短5週間で就職・転職を目指せます。
IT未経験者向けはBasicコースを受講することになり、プログラマー、SE、インフラエンジニアなどの職種になるために、IT基礎研修で2週間、ハンズオン学習で1週間学びます。
オンラインで研修を受けられるため、全国から受講できますが、求人地域は首都圏が中心で、愛知、関西圏が一部ある感じなので、地方での就職には向きません。
4週目からは約1,000社の中から希望・適性に合った仕事を紹介してくれて、面接対策を受けたり、求人応募して就活を進めていく流れになっています。
ただし、20代限定のサービスのため、30代の利用には向いていません。
【結論】dodaは補助的に使おう
ここまでの理由を踏まえた結論は、「dodaは補助的に使おう」です。
dodaは基本的に中途向けの求人サイト・エージェントです。
既卒が応募できる求人数は限られているので、補助的に利用しましょう。
また、doda新卒エージェントも対象者が卒業後3年以内既卒者、U_29は20代既卒でITエンジニア志望者に限られているため、対象外の人は使えません。
そうなると、既卒専門の就職エージェントを利用した方が就職は早く決まりやすいです。
比較的全国規模でサポートしてくれるところは、いい就職ドットコム、就職カレッジが挙げられます。
いい就職ドットコムは求人検索することができ、実際に見てみると全国に求人があることが分かります。
就職カレッジはたまに地方でも開催していますが、主に国内主要都市で開催していて、確実に最大20社と面接できます。
公共系のサービスを利用するのであれば、ハローワークやジョブカフェが各県にあるので、地元求人を得やすいです。