ハイクラス転職サイトとして知られているビズリーチですが、キャリアの浅い第二新卒でも利用できるのでしょうか?
今回の記事では、その実態について解説しました。
ビズリーチは第二新卒でも利用できる
ビズリーチは第二新卒でも利用できます。その理由を以下にまとめました。
職務経歴書がきちんと書かれていれば登録できる
第二新卒は職務経験があるので、職務経歴書をきちんと書いていれば、登録できる可能性が高いです。
以前はハイクラスのキャリアを持っている人しか登録できませんでしたが、既卒・第二新卒向けのビズリーチとして運営していたキャリトレが終了してからは多少条件が緩和されたように感じます。
しかし、第二新卒が対象でも、ハイクラスな求人はそれにふさわしい経験・スキルがないとスカウトが来ない可能性が高いです。
第二新卒の求人は2,000件以上ある
26万件ある求人の中で、第二新卒で検索すると出てくる求人は2,000件以上(2024年5月22日時点)あります。
既卒・第二新卒を専門にしている他の就活サービスと比べると数は劣る場合もありますが、全くないわけではありません。
第二新卒の口コミもある
ビズリーチに関する口コミも多数あります。
求職者側だけでなく企業側の口コミもあり、以前とは利用者層に変化が出てきているようです。
ビズリーチの求人検索キーワードランキングで「未経験」が1位、「第二新卒」が3位に入っているの興味深いな、やはり登録者層かなり変わってそう
※タレント属性に限るが— 小畑 暁史@ VC (@sts_akatsuki) September 26, 2023
やばい。ビズリーチの新規候補者急増している。毎週同じ検索条件(第二新卒層)でピックアップしていますが、通常の週の検索結果の4倍の新規候補者の数が出てきている。長期休暇効果きてる?
— 青田 大典|採用の人 (@ahaha_sukesan) May 1, 2023
【第二新卒の各転職サイト感想】
・doda→求人数多い、その分あらゆるスカウトが来る。自分で掘れる人向け
・リクルートエージェント→JTC多め エージェントのフォローが厚いので初心者や忙しい人に
・ビズリーチ→外資・JTC多め 中堅向けかも
・LinkedIn→日本語だとスカウトこない 情報収集◎— kanna (@pqmx6i) January 30, 2023
電通の総合職、ビズリーチにて中途採用募集。
社会人2-4年の第二新卒がターゲットであり、応募必須スキルは特になし。電通の中途は基本的に契約社員採用が多かったはずですが、今回は正社員採用。https://t.co/Kpmk8wWZeK— てぃー次郎 (@t_jiroooo) January 4, 2023
他の選択肢としては、大手の名前を使って第二新卒で転職活動するというのもアリかなと。
ビズリーチ登録すると第二新卒としての求人がそこそこ来ます。 https://t.co/23X514DfvS— とり🐧 (@yutoriYutaka_ac) December 4, 2022
4.リクルートエージェントの扱っている求人のうち第二新卒枠で出せる会社はベンチャーか中小がほとんど、コンサルなどに行きたければビズリーチとLiigaとAMBIの三刀流を推奨
5.エ○スリーの求人はどこにでも出ている
6.結局キャリアチェンジなんてほぼ無理、新卒で金融に入ればコンサルか金融— ボール盤くん(懲役3年) (@baaaaaall_bann) August 13, 2022
教えていただきありがとうございます!
ビズリーチでは、コンサルから高学歴第二新卒に対し「旧帝早慶卒のあなたへ!」といったド直球のスカウトが飛び交ってます(笑)
閑職&リモートとなると、再チャレンジにはおあつらえ向きの環境ですね🤔
— 人事コサリ/副業社労士&診断士 (@mqxeF1jEbDFkIM8) April 10, 2022
実質的にキャリトレをビズリーチに統合したような形
ビズリーチの姉妹サイトとして20代の既卒・第二新卒向けのキャリトレが運営されていましたが、2022年12月21日で終了しています。
当社が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」の事業拡大に伴い、キャリトレをご利用の企業様・会員の皆様が、ビズリーチを併用してくださるケースが増加しております。
これを受けて、企業様及び転職をお考えのビジネスパーソンにとって、より質の高いサービスの提供を目指していくために、ビズリーチに経営資源を集中していく判断に至りました。
要は、実質的にキャリトレをビズリーチに統合したような形なので、第二新卒でもビズリーチを利用できる可能性が高いということです。
ビズリーチを第二新卒におすすめしない声もある
ビズリーチをおすすめする声がある一方で、おすすめしない声もあります。
エージェント目線で言うと、オススメな転職サイトはビズリーチになります。ただし、それなりに経験やスキルがない方はエージェントからのスカウトメールが1通も来ない可能性があります。第二新卒や転職回数の多い方はDODAやマイナビ、エン・ジャパンの方が良いかもしれません。
♯仕事探し— ビートル_DD(転職/人材エージェント・経営コンサルタント) (@beetle_dd) January 17, 2023
漫然と働いているような人だと難しいかもしれませんが、2~3年の職務経験でもしっかりとアピールできるのであればスカウトが来る可能性は十分にあります。
ビズリーチ、やたらCM打ってて
第二新卒の連中がやたら登録しようとしてるらしいけど、確かあれ登録には年収制限があって650だか750以上だから、
殆どの新卒は対象外だぞ(笑)?— oresummer (@oresummer) December 17, 2022
750万円ないといけない、第二新卒では登録できないということではありません。
以前よりも登録できる層が幅広くなっています。
登録の際に年収の額を選択しますが、750万円未満も選択でき、その他の情報も含めて審査に通過すれば、第二新卒はタレント会員として利用できます。
ビズリーチは第二新卒におすすめとは言い切れない
実際に、ビズリーチは第二新卒におすすめの逆求人サイトかというと、そうは言い切れません。
おすすめな点は求人の質が良い
ハイクラスを標榜している逆求人サイトなだけあって、第二新卒でも大手企業の募集が出ることがあります。
例えば、大手総合商社や大手総合広告代理店など業界を代表する企業が募集を出したことがありました。
全体的に見ても求人の質は良いです。
他の求人サイトの第二新卒求人数と比べると少ない
ビズリーチは、第二新卒でキーワード検索すると出てくる求人数が2,000件以上(2024年5月22日時点)になります。
しかし、リクナビNEXTは31,321件、dodaは167,549件、マイナビ転職は18,852件(何れも2024年5月23日時点)となっていて、大きな差があります。
もし、地方で第二新卒求人を探すとなると、求人数が限定されてしまうため、おすすめできません。
第二新卒求人でもハイクラスの傾向がある
ビズリーチはハイクラス逆求人転職サイトなので、第二新卒の求人もその傾向があります。
大手企業に勤務する第二新卒が年収アップ、キャリアアップのために利用するのは向いていますが、中小企業に勤める人が利用するのには向いていません。
職歴が2~3年程度ではまともな経験・スキルは積めていないので、大手企業に勤務している人の方が有利です。
ビズリーチ以外で第二新卒におすすめの転職サイト
ビズリーチ以外で第二新卒におすすめの逆求人サイト、逆求人機能付き転職サイトを紹介します。
マイナビジョブ20’sスカウト(20代第二新卒に特化)
マイナビジョブ20’sスカウトはマイナビワークスが運営する就職エージェントのスカウトサービスです。
20代の既卒・第二新卒に特化しているため、未経験歓迎の求人が多数を占めます。
そのため、経験・スキルが浅い人でも利用することができ、ビズリーチよりも自分に合った企業からのスカウトが期待できるのが特徴です。
書類選考免除や一次面接免除など選考短縮のスカウトもあり、キャリア相談もできるので第二新卒におすすめです。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは未経験者から経験者まで幅広く求人を扱っていて、第二新卒特集が組まれるほど第二新卒に強い転職サイトです。
132,000件以上の総求人のうち31,997件(2024年5月24日時点)が第二新卒の求人で、ビズリーチよりも遥かに多いです。
「オファーを待つ」という無料のスカウトサービスがあり、レジュメに関心を持った企業や転職エージェントからスカウトが届きます。
また、ワイドオファー設定をすることで、リクルート関連の求人サイトに掲載している企業からもスカウトを受け取ることができるためチャンスが広がります。
エン転職
エン転職は全体的に未経験歓迎の求人が多く、キャリアが浅い人に向いている転職サイトです。
11,331件の総求人のうち3,098件(2024年5月24日時点)が第二新卒の求人です。
サイトには無料の逆求人機能も付いていて、職務経歴に興味を持った企業や転職エージェントからスカウトを受け取ることができます。
一次面接免除などの特典が付いたスカウトや企業からの期待値が高いシークレットスカウトもあるためおすすめです。
doda
dodaは求人数が多い転職サイトで、第二新卒の求人数もとても多いです。
公開求人244,178件のうち166,443件(2024年5月24日時点)が第二新卒歓迎の求人で、ビズリーチよりも選択の幅が広いです。
WEB履歴書の匿名公開で興味を抱いた企業からオファーが届く無料のスカウトサービスもあります。
企業が高く評価しているプレミアムオファーや書類選考なしの面接確約オファーもあるためおすすめです。
マイナビ転職
マイナビ転職は20代に強い転職サイトで第二新卒特集があるなど未経験歓迎の求人がとても多いです。
24,292件の総求人のうち19,226件(2024年5月24日時点)が第二新卒歓迎の求人です。
職務経歴や希望条件をもとに関心を抱いた企業や転職エージェントから無料でスカウトを受け取ることができます。
書類選考免除、一次面接免除、いきなり最終面接などのスカウト特典やスカウト限定求人もあるためおすすめです。
※第二新卒におすすめの逆求人サイトの記事も合わせてご覧ください。
まとめ
ビズリーチは第二新卒でも利用できます。
しかし、業種、職種、勤務地で絞ってしまうと応募できる求人が少なくなってしまうため、ビズリーチ以外の転職サイトも併用するのがおすすめです。