実はハローワークにも求職情報公開という逆求人サービスがあることをご存じでしょうか?
ハローワークで求職者登録をする際に、求職者情報を公開することを希望した場合、ハローワークを通じて応募のオファーが来ることがあります。
では、肝心の評判はどうなのでしょうか?
ハローワークの求職情報公開のメリット・デメリットを交えて解説しました。
ハローワークの求職情報公開の特徴
ハローワークの求職情報公開は、民間の逆求人サービスと同様に、プロフィールを見た企業からスカウトを受けることができるサービスです。
事前に求職登録をした上で求職者マイページを開設する必要があります。
しかし、2022年3月22日からハローワークインターネットサービス上でも求職者登録が可能になったため、利用しやすくなりました。
必ず公開される情報が、希望する仕事、希望勤務地、学歴、免許・資格の4つです。
その他にも公開の可否を選択できる項目があります。
連絡はハローワークから直接来る場合と、求職者マイページに来る場合の2パターンがあります。
求職者情報は変更・取消ができるので安心して使えます。
ハローワークの求職情報公開のデメリット
ハローワークの求職情報公開を使う上での注意点・デメリットがあるので確認しておきましょう。
ハローワーク掲載企業の質が良くない
求人の質はヘッドハンティング、エージェント、求人サイト、ハローワークの順に下がっていきます。
なぜなら、ハローワークは無料で求人掲載できるがゆえに、質の良くない企業も多く混じっているからです。
一定期間求人情報を観察してみると分かりますが、募集を出し続けている企業があります。
そういう企業はブラック企業の可能性が高いため、注意しましょう。
その点、マイナビジョブ20’sスカウトのような民間エージェントの逆求人サービスの方が、企業のスクリーニングをしているため、ブラック企業に当たる可能性は少ないです。
また、上記よりも幅広く求人を求めるのであれば、リクナビNEXTの「オファーを待つ」を利用するのも良いでしょう。
年齢制限のある求人スカウトが来る可能性がある
ハローワークは年齢に関係なく利用できますが、求職者の年齢は非公開のため、年齢制限のある求人スカウトが来る可能性があります。
そういった求人は無視しましょう。
自主応募をする場合に再就職手当等の対象外になる
直近で職歴があり、ハローワークを利用する場合、再就職手当等の支給対象となります。
しかし、求職者情報公開でスカウトが来た企業に自主応募する場合は、支給対象外となるので注意が必要です。
自主応募で生じたトラブルの対応はしない
ハローワーク経由で得た求人でも、ハローワークを介さずに直接応募する場合は、トラブルへの対応はしてくれません。
通常の直接応募と同じ扱いになります。
公開情報に個人情報を含むと前職に知られる恐れがある
民間サービスと同様に、公開情報に個人情報や知られたくない情報を含むと、前職に知られてしまうおそれがあります。
そのため、掲載内容はより慎重になりましょう。
ハローワークの求職情報公開のメリット
ハローワークの逆求人サービスを利用するとどんなメリットがあるのか以下にまとめました。
多くのハローワーク掲載企業にアピールできる
ハローワークはフルタイムの求人が665,518件、新卒・既卒求人が15,628件(何れも2022年4月6日時点)あります。
そのため、全国の多くの掲載企業にアピールすることができます。
キャリアの選択肢が幅広くなる
自分が希望している業界・職種の求人だけでなく、違う業界・職種の求人のオファーが来ることがあります。
つまり、その分だけキャリアの選択肢が広がります。
自分が評価されているかが分かる
求職情報を公開したにも関わらず、全く反応がない場合、魅力的なプロフィールではないことが分かります。
逆にスカウトが多数来る場合は、評価されていることが分かります。
全く反応がない場合は、プロフィールの見直しをしましょう。
ハローワークの求職情報公開が合う人・合わない人
ハローワークの求職情報公開が合う人
- 居住地の求人を探している人
- 待ちの就活をしたい人
- 自分の市場価値を知りたい人
ハローワークの求職情報公開が合わない人
- 質の高い求人を求めている人
ハローワークの求職情報公開を利用しよう
ここまで、ハローワークの求職情報公開の解説をしてきましたが、興味は沸きましたか?
興味が沸いたら、最寄りのハローワークもしくはハローワークインターネットサービスで求職登録した上で、求職者マイページを開設して利用設定しましょう。
\求職情報公開で可能性を広げる!/
>>ハローワーク公式サイト<<