既卒者は就職の確率を高めたいなら、ITエンジニアよりも営業職を選ぶべきです。
なぜなら、求人数は営業職が最も多いからです。
しかし、これはあくまでも就職を目的とした短期的手段です。
本来好きでもなかった営業職で入社したとしても、ノルマがきつくて、胃がキリキリし、給料が上がらない生活に耐えられず、辞めてしまったのでは全く意味がありません。
最初から他の職種を目指した方がマシです。
既卒を募集している他の職種は事務、マーケティング、販売などありますが、やはり将来性のあるITエンジニアがおすすめです。
キツイ仕事だと思っている人がいますが、働き方改革で企業の意識も変わってきていて、避けるのは損です。
特に、既卒のあなたが将来にわたって食いっぱぐれない職業に就きたいと考えるのであれば、ITエンジニアになるべきです。
今回の記事では、既卒者にとってITエンジニアが食える職業である理由と就職の方法が分かります。個人で就活をするよりも就職の確率が高くなりますよ。
既卒者にとってITエンジニアが食いっぱぐれない職業である理由
なぜITエンジニアが食いっぱぐれない職業であるのか気になりますよね?その理由は3つあります。
ITエンジニアは人手不足
まずは、以下の表を確認してください。
技術系(IT・通信)の求人倍率が7.95倍あり、全ての職種の中で最も高いです。このように人手が全く足りていない状態です。
また、人材そのものの不足も発生しています。単に足りていないなら他社から引っ張ってくればよいのですが、引き抜かれた会社は仕事になりません。
一から育てるか、他社から引っ張って来ないといけません。
小学生からプログラミング教育の導入をするというのは、将来を見越してのことで、プログラミングスクールが続々と増えているのも商機だと感じているからです。
新卒で高収入を保障する企業も登場
ここでもしあなたがプログラミングスキルを持っていたとしたら、就職・転職がしやすいだけでなく、スキルの度合いによっては高収入も望めます。
現に、大手のIT企業やメーカーで、新卒の段階から高給与でITエンジニアを募集しているところが多数出ています。
仕事に困らない
いったんプログラミングスキルを身に付けて、経験を積んでしまえば、仕事に困りません。
ITエンジニアは男性が多い職種ですが、女性でプログラミングスキルがあれば、子育てをしながら在宅で仕事をすることも可能ですし、再就職もしやすいです。年金の足しにもなります。
だからこそ、ITエンジニアは食いっぱぐれない職業なのです。
ITエンジニアになる前、なった後の注意点
ITエンジニアは食いっぱぐれない職業であることはお分かり頂けたと思いますが、なる前、なった後で以下4つの注意点があります。
- 途中で挫折する人が多い
- プログラミングスクールのカリキュラム・サポートに問題がある
- 新しいスキルを身に付けていかないといけない
- フリーランスで働くなら営業力も必要になる
途中で挫折する人が多い
ITエンジニアになるためにプログラミングスキルを習得する必要がありますが、この習得過程で挫折してしまう人が多いです。
この原因としては、初心者にとってはプログラミング言語が外国語のように見えるからです。特に日本人は英語アレルギーの人が多いので、余計にそう思うのかもしれません。
プログラミングスクールのカリキュラム・サポートに問題がある
プログラミングスキルを身に付けるためにスクールに通う人がいますが、それ自体に問題はありません。
しかし、スクールは選ばないとお金をドブに捨ててしまうことに繋がりかねません。
なぜなら、プログラミングスクールのカリキュラムやサポート体制に問題があるからです。
学習する側も自発的に検索エンジンでエラーの対処の仕方などを探して解決しようとする姿勢が必要なのですが、それを割り引いてもカリキュラムが初心者向けになっておらず、エンジニアとして仕事ができるスキルが身に付く内容になっていません。
自分で検索して分からないことを聞こうとしても、サポート側の対応が上から目線であったり、適当な回答しか得られず、質の低い講師が散見されます。
新しいスキルを身に付けていかないといけない
プログラミング言語で自分の得意な分野を作ることは大事ですが、食べていくためには、需要のある言語や新しい言語を身に付けていかないといけません。
そのため常に勉強する姿勢が求められます。もうこれでいいやという人はそこで成長が止まってしまい、大きく収入を得ることができません。
フリーランスで働くなら営業力も必要になる
プログラミング言語を習得することは当然大事です。
しかしフリーランスとして働くことも想定しているのであれば、営業力も必要になります。
むしろ、プログラミングスキルは完璧でなくてもよく、営業力の方が大事だったりします。
それでもITエンジニアになった方が良い
ITエンジニアになる前、なった後の注意点を見て、志望するのはやめておこうと思った人もいるかもしれませんが、それでもITエンジニアを目指した方が良いです。
自分でお金を払ってプログラミングスクールに通うのもいいですが、仕事としてやっているわけではないので、挫折しやすいです。
しかし、就職をしてITエンジニアをやるのであれば、仕事として責任感を持ってやれるのでやり遂げられる可能性が高いです。
しかも既卒者を受け入れている企業は、教育研修に積極的で、長い目で育てていこうというところが多いので、頭の柔らかい20代のうちに目指した方が得です。
ITエンジニアの求人に強い既卒就職エージェント
プログラミングスクールの中にも良質なスクールはありますが、スキルが最も身に付きやすいのはITエンジニアを募集している会社に入って研修を受けて実践をこなしていくことです。
そのためには、ITエンジニアの求人に応募しなくてはいけません。
しかし、既卒者は求人サイトからだと就職が決まりにくいので、就職エージェントを利用した方が良いです。
実は既卒の就職エージェントが取り扱っている求人の中で、ITエンジニアは営業職の次に求人が多い職種なので、就職のチャンスがあります。
そこで、ITエンジニアの求人に強い既卒就職エージェントを以下にまとめました。
ウズウズカレッジ
UZUZ(ウズキャリ)を運営するウズウズが手供する第二新卒・既卒・フリーター向けのITスクールです。
以前は、営業やマーケターの他にSE・プログラマーなどの職種専門講座が、2~4週間かけて行われていて、就職支援も付いていました。
しかし、現在は、有料のCCNAコースとLinuCコース、Javaコースが行われており、就職支援はオプションになりました。
ハタラクティブ
レバレジーズが運営する第二新卒・既卒・フリーターにおすすめの就職エージェントです。カウンセリング力や選考対策の指導に定評があり、就職内定率は80.4%(2022年2~4月時点の面接実施した求職者数のうち、内定が出た求職者の割合)あります。
いい就職ドットコム
既卒・第二新卒専門の就職エージェントです。業界の老舗でブラック要素を排除した優良正社員求人の紹介に定評があります。既卒向けのSE・IT系職種の公開求人数は約980件です。求人数は4番目なのでさほど多く感じないかもしれませんが、一般的に見ればそこそこあります。
登録はこちら(公式サイト)
既卒者はITエンジニアになろう
ITエンジニアが食いっぱぐれない職業である理由は人手不足だからです。
ITエンジニアになる前、なった後で以下4つの注意点があります。
- 途中で挫折する人が多い
- プログラミングスクールのカリキュラム・サポートに問題がある
- 新しいスキルを身に付けていかないといけない
- フリーランスで働くなら営業力も必要になる
それでもITエンジニアになった方が良い理由は、20代の既卒の間であれば長い目で見て育てようとしてくれる企業があるからです。
そして、ITエンジニアになるためには求人サイトよりも就職エージェントを利用しましょう。