既卒が内定を獲得するためのマインドセット

就活ノウハウ

新卒の就活で失敗したから、既卒ではリベンジしようと思っている人も多いはず。

しかし、その考えは捨てた方が良いです。

新卒の時に内定を辞退して既卒になったのならともかく、内定が得られないまま既卒になったのであれば、リベンジ就活は非常に難しいです。

では、どうすれば良いのかというと、採るべき戦略を変えることです。

新卒の時や、既卒になってから上手くいっていない就活方法にこだわっていても、永遠に就職が決まりません。

採るべき戦略を変えることによって、可能性が広がり、就職のチャンスも増えます。

そこで、今回の記事では、既卒が内定を獲得するためのマインドセットについて解説しました。

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既卒が内定を獲得するためのマインドセット

既卒で就職できない人必見!就職できない原因別の解決策を解説しました」でも述べましたが、既卒が内定を獲得するためのマインドセットは6つあります。

  • 大企業志向を止める
  • 志望業界を広げる
  • 志望職種を限定しない
  • 地元就職に捉われない
  • 給与・福利厚生を気にし過ぎない
  • 競争が少ない方法を考える

これらを順番に見ていきます。

大企業志向を止める

新卒の時も「あの会社に行きたいなぁ」という思いがあったと思います。電通、リクルート、読売新聞社、フジテレビ、アクセンチュア、NTT、トヨタ自動車…と挙げたらきりがないですが、どうしても華やかな会社に目が行ってしまったというのはよく分かります。

そして既卒になっても可能であれば大きな会社に行きたいのは誰もが思うことです。でもよく考えてください。新卒の時でさえほんの一握りの人しか行けなかった会社に既卒になっても目を向けていてはいつまで経っても就職はできません。

では、どうすればよいのかはお分かりですね?そうです。大企業志向を止めて、中小企業に目を向けるのです。

中小企業に目を向ける

なぜ中小企業に目を向けるのかは言うまでもなく、日本の雇用の7割は中小企業が担っているからです。

中小企業は、日本の全企業数のうち99.7%を占め、私たちの生活に密着した財やサービスの提供を行っています。また、中小企業の中には、世界市場の獲得につながる先端技術の活用や、地域で育まれた伝統と特性を有する多様な地域資源を活用する担い手となっている企業が多く存在します。
また、中小企業全体で約3,200万人の方が雇用されており、これは、日本の従業者の約7割が中小企業で雇用されている計算になります。

出典:「中小企業基盤整備機構

中小企業の定義は中小企業法と法人税法で異なります。

ベンチャー企業であっても資金調達をしていて資本金が1億円を超えると法人税法では大企業になってしまうので、ややこしいのですが、求人サイトや就職エージェントで扱っている求人のほとんどは中小企業だと思ってください。

そうなると当然、中小企業の総求人数の方が大企業の総求人数よりも多いので、既卒になったら中小企業を狙わないと余計に就職の確率が低くなってしまいます。

だからといって、どこでもいいというわけではなく、少しでも良い企業を見つけて就職した方が良いに決まっています。

優良中小企業・ベンチャー企業の探し方

では、どうやって優良中小企業やベンチャー企業を探せばよいのでしょうか?そのヒントとなるのが、ブラック要素です。

  • 夜遅くまで会社に電気がついている
  • 給与特に基本給が異常に低すぎる
  • みなし残業制で固定残業時間が深夜残業代が発生する手前の時間まである
  • 裁量労働制なのに制度適用外の営業の仕事をさせている
  • 企業口コミサイトで良くない評判が多い
  • 離職率が高い業界・職種・企業
  • 社会保険未完備

などのようなブラック要素を避ければ、ブラック中小企業・ベンチャー企業にあたることはありません。逆にホワイト要素で見てみましょう。

  • 長期的に社員を教育・育成している
  • 残業時間が少ない(月30時間くらいまで)
  • 定着率が高い
  • 給与が比較的良い

などがありますが、これらの要素を元に優良中小企業・ベンチャー企業を探しましょう。

志望業界を広げる

例えば新卒時の就活で広告業界を志望していて、あらゆる企業を受けて夢かなわず内定が無いまま卒業してしまったけど、既卒になって再度リベンジしたいという気持ちはよく分かります。

しかし、現実を直視しないといけません。あらゆる企業を受けてダメだったということは既卒でリベンジしても可能性は低いです。あなたの後から出てくる新たな新卒者の中で優秀な人が内定を獲っていくからです。

でも諦めたくはないですよね?そこで、取り敢えず方向転換をして業界にこだわらずに就職をするのです。

職務経験を積んでリベンジする

なぜ一旦就職した方が良いのかというと、職務経験が少なくとも3年あれば転職がしやすくなるからです。

特に広告業界はあらゆる業界の企業が取引先になります。どこかの業界で経験を積んでおけば、その分野に強いことをアピールして広告業界に転職できる可能性があります。

また、人材業界やコンサルティング業界も似たような傾向があります。だからこそ、少しでも早く就職した方が長く経験を積めるので、志望業界にこだわっていては損です。

志望職種を限定しない

新卒も既卒も営業職は避けたいという人が多いです。

確かに営業は大変です。ホワイト企業であっても仕事を獲って来ないといけないので、コミュニケーションが得意でない人は入社して間もないころは特に胃が痛い思いをします。

これがブラック企業であれば常に胃が痛い思いをしなければならないので、ホワイト企業はまだマシです。

しかし、既卒者にとって営業職は避けられません。なぜなら既卒者を募集している求人のうち大半が営業職を求めているからです。

逆に、営業職を志望すれば就職の確率が高くなるとも言えるのですが、既卒者にとってはなんてこったという思いでしょう。そこで営業職以外で職種を選ぶとしたら何が良いのかというと、ITエンジニアです。

営業職以外ではITエンジニアを選ぶ

実は営業職以外の職種で求人が多いのがITエンジニアです。

ITエンジニアというとオタクのイメージがありますが、今や違います。世界の大企業であるグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトなどのサービスを支えているのはITエンジニアです。

その彼らさえ、ITエンジニアは足りないと言っています。既卒でこれらのGAFAMに入社することはほぼ無理ですが、ITエンジニアとしてどこかの企業に就職をして経験を積めば、GAFAMにに転職することは十分に可能ですし、給与アップも望めます。

GAFAMでなくても日本のIT企業もITエンジニアを求めているのでチャンスは他の職種以上にあります。

既卒者が食いっぱぐれない職業に就きたいならITエンジニアを選ぼう
既卒者は就職の確率を高めたいなら、ITエンジニアよりも営業職を選ぶべきです。 なぜなら、求人数は営業職が最も多いからです。しかし、これはあくまでも就職を目的とした短期的手段です。 本来好きでもなかった営業職で入社したとしても、ノ...

地元就職に捉われない

既卒者が就職するためには地元だけにこだわっていると応募できる求人が無くなってしまうおそれがあります。

例えば、求人サイトのRe就活の求人数を見てみると、既卒歓迎の求人は全国で約700件あります。ここから勤務地を東京で絞ると約400件になります。この400件に含まれている企業の中には他のエリアも勤務地としているところがあるので、勤務地を大阪のみとした場合でも約300件、愛知のみで絞っても約200件ありますが、大都市圏に求人が集中しているのが分かります。

また、就職エージェントのいい就職ドットコムの求人数を見てみると、求人検索結果に出てくる既卒向けの求人は約3,300件あります。そのうち、東京は2000件ほどで約6割を占めているほど偏っています。全国の求人を扱っているので、地方の求人ももちろんあるのですが、東京と比べるとかなり少ないです。

だから、地元就職にこだわると危険です。でもどうしても地元で働きたいという気持ちも分かります。その場合にはハローワークの利用をお勧めします。

ハローワークを利用する

ハローワークは全都道府県にあります。一つの県の中にも複数のハローワークが設置されていて、全部で約500ヶ所以上あります。

これだけのネットワークがあり、企業も無料で求人募集をできるので、多くの地元企業が利用しています。そのため、地元就職をしたいのであればハローワークは外せません。

既卒者の場合は卒業後3年以内であれば新卒扱いになるため、新卒応援ハローワークがサポートしてくれます。卒業後3年を過ぎている人は、44歳までサポートしているわかものハローワークを利用しましょう。

通常窓口では就活サポートはほぼ行っていないので、新卒応援ハローワークやわかものハローワークで応募書類の添削や模擬面接をしてもらったり、就活の相談に乗ってもらいましょう。

また、ハローワークではないのですが、当道府県が主体となっているジョブカフェ(ハローワークと一体化しているところもあり)も似たようなサービスを行っているので、利用してみましょう。

給与・福利厚生を気にし過ぎない

給与や福利厚生を気にし過ぎていても就職が遠のきます。待遇の良い求人はほんのわずかだからです。

大半の企業の新卒・既卒の初任給はどこもほぼ同じなので、ハローワークや求人サイトで求人を探した時に高収入の既卒求人があった場合には疑ってかかった方が良いです。

なぜなら、給与を高くしないといけない事情があるからです。

  • 辞める人が多いので給与を高くすることによって人を集めようとしている
  • 仕事内容がキツイ
  • 単純に人手不足

このような事情があるので、単に給与が高ければよいというわけではないのです。

そのため、優良中小企業・ベンチャー企業の探し方を参考にするか、自分では分かりにくい募集背景を知るために既卒向けの就職エージェントを利用するとよいでしょう。

競争が少ない方法を考える

就活は求人サイトや就職エージェントも当然利用しますが、同じ既卒者の中で競争が少なからず起きます。

しかし、競争が少ない方法を採れば、それだけ就職率が上がります。もちろん、準備は万端にした上での話ですよ。

で、あなたも気になっていると思いますが、競争が少ない方法とは、企業に直接問い合わせて応募することです。

直接応募と言っても、経路は複数あります。

  • 採用情報が載っていない企業HPに問い合わせをする
  • 転職サイトの経験者求人に問い合わせをする
  • ビジネス向けの交流会やセミナーに参加してアピールする

こんなところでしょうか。

手間がかかるからこそ競争が少ない

企業に問い合わせをするためには、話す・書く内容をじっくり考えておいた上で、電話やメールをします。

交流会やセミナーは、そこに行くための時間と交通費がかかります。何れにしても手間がかかるんですね。

だから、この対処法は競争が少ないんです。ぜひ、試してみてください。