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既卒の就職は資格を持っているだけでは決まらないが有利にはなる理由

既卒の就職で資格が有利になる理由のイメージ 転職・就活コラム

資格を取れば就職できるのか?という論争をよく目にします。確かに就職に直結する資格もあります。

例えば、弁護士、公認会計士、税理士、看護師、薬剤師、大型運転免許など、たくさんあります。

でもよく考えてください。大型運転免許以外は取得に時間がかかる難しい資格ばかりなので、既卒者にとっては現実的ではありません。

それでは、就職に資格は必要ないのかというとそうではありません。資格を持っているだけでは決まりませんが、就職を有利にすることはできます。今回その理由を解説します。

自己PRの材料になる

資格を持っていれば自己PRの材料になります。

でも資格をアピールするのはありきたりだから効果が薄いのではと疑問に思う人もいるでしょう。確かにありきたりです。

しかし、ありきたりなのは学生時代のサークル活動やアルバイトでも同じことです。

ここで肝心なのは魅せ方です。魅せ方が良ければどんなにありきたりなことでも面接官を唸らせることが出来ます。その事例を紹介します。

趣味の話をした企業はほぼうまくいった

ゲスの極み乙女の休日課長は学生時代の就職活動の時に、履歴書の趣味欄に「カレー作り」と書いておいて、面接で話題になった企業はほぼうまくいったそうです。

──それを“趣味”について聞かれた時に答えるんですね。

課長:そこがミソだと思います。もちろん面接対策でカレー作ってたわけではなくて、面接でどうやって 自分を“工夫してブラッシュアップできる人間ですよ”ってアピールしようかと考えた時に、カレー作りの話ならそれができるな、と思いついたんです。実際、自分の好きなことだったら、人それぞれ楽しむために何かしら工夫してるはずですから、自分が無理なくやってきたことを盛らずに、一度分析してうまく話せばいいと思います。

出典:「Dybe!

話の詳細はリンク先を確認してもらいたいのですが、上記のように、「工夫してブラッシュアップできる人間です」というアピールをするために、趣味のカレー作りをネタとして使ったというのがポイントです。

この方法は資格でも十分に応用できます。

志望動機の材料になる

資格を持っていると、志望動機の材料にもなります。なぜなら、志望動機は自己PRを変形させたものだからです。

自己PRは、スキルとスキルを獲得したきっかけ、獲得したプロセス、結果、どのように会社に貢献するか、という流れで構成されています。

志望動機も、志望理由、志望のきっかけ・エピソード、業界の志望理由、会社の志望理由、志望理由の再掲で構成されています。

スキルを活かして○○したいという志望理由であれば、おのずと自己PRのエピソードを志望動機の構成に合うように変えるだけで済みます。

また、志望意欲のアピールにもなります。

例えば、金融業界であればファイナンシャルアドバイザー、不動産業界であれば宅建士、IT業界であればITパスポートを持っていると、その業界に興味を持っていると思われやすいですし、資格の取得を材料にして自己PR、志望動機を作成していれば、志望意欲があると思ってもらえます。

空白期間の説明に使える

資格が空白期間の説明に使えるという理由は、空白期間に資格の勉強をして取得したと答えられるからです。

既卒者が面接に呼ばれると必ず聞かれると言ってよい質問の一つが、「大学を卒業してから今まで何をしていたのですか?」です。

多くの既卒者はこの質問を聞かれると、頭が真っ白になって何も答えられなかったり、嘘を言ってしまいます。

しかし、資格の勉強をして取得したと答えていれば、目的を持って空白期間を過ごしていたと見なしてもらえて、かえって評価されます。

ただし注意したい点もあります。それは、既卒になった理由と空白期間の質問はセットで聞かれる可能性が高いことです。

そもそも新卒で就職できていれば空白期間は生じなかったわけですから、既卒になった理由も考えておく必要があります。

既卒になった理由の答え方は次の記事が参考になります。

面接で既卒になった理由を高確率で聞いてくるワケ
既卒の面接では新卒の時と同じように自己PRや志望動機といった定番の質問がなされますが、定番でない質問で、かつ高確率で聞いてくる質問があります。 その代表格の1つが、既卒になった理由です。 「就活に失敗した」とか「資格試験の勉強をしていた」な...

既卒の空白期間の答え方は次の記事が参考になります。

既卒の面接で空白期間を聞いてくる意図
既卒になった瞬間から1ヶ月・2ヶ月経つごとに空白期間が延びていきます。 職務経験がある人が退職をしてから許容される空白期間が6ヶ月と言われていますが、既卒者も卒業してから6ヶ月であれば、空白期間はさほど気にする必要なし。 しかし、既卒になっ...

今何もしていないなら資格を取ろう

あなたが今何もしていないなら、資格を取りましょう。このまま空白期間が無駄に長くなればなるほど印象が悪くなっていきます。

なぜなら、既卒者の就職率は新卒と比べて大幅に低いからです。

マイナビが発表した2018年度の就職活動調査によると、大学・大学院を卒業して3年以内既卒者の就職率は45%です。

つまり半分以上が就活に失敗しているんですね。

あなたが20代であればまだ選択肢は多いですが、30代になると求人が一気に減って、選択肢が限られてしまいます。

だから思い立ったが吉日で、卒業以来何もしていないなら、すぐにでも資格の勉強を始めましょう。

既卒におすすめの資格は何?

自分が目指す仕事に関連する資格が望ましいです。

例えば、金融業界ならファイナンシャルプランナー、不動産業界なら宅建士です。

しかし、私がおすすめするのは、CCNAとWeb・広告系の資格です。

CCNAはネットワークエンジニアの技能を認定する民間資格で、就職にも有利に働きます。

既卒ニートがIT資格を取得するならCCNAにすべき理由
弁護士や公認会計士など一部の難関国家資格であれば就職できる可能性は高いですが、一般的な資格を取ったからといって、就職は保障されていません。 しかし、既卒のフリーター・ニートでも就職に限りなく近づける有利な資格はあります。 それは、ネットワー...

そして、Web・広告系の資格の、Google広告認定資格、Googleアナリティクス認定資格、ウェブ解析士は、広告運用やアクセス解析のスキルを証明することができます。

ITエンジニアの不足が叫ばれていますが、実はマーケターの人材も不足していて、広告会社やコンサルティング会社が募集をしているのは当然ですが、事業会社でも社内マーケターの募集をしているところが増えています。

ただし、既卒のマーケター求人はあったとしても非常に少ないので、すぐには就くことは無理ですが、以下のようなチャレンジをしていれば、アピールにはなります。

  • 既卒の就職活動や資格取得、趣味でもいいのでブログを書く(1記事あたり3,000字)
  • 記事に関連した広告を貼る(アドセンス、Web解析士の問題集など)
  • アクセス解析を入れて分析をする
  • 分析を元にブログを書く

Googleアナリティクス認定資格の勉強をしたことをブログに書いて、そのアクセスデータを勉強したことを活かして分析します。

どんなキーワードでアクセスが来て、広告をクリックしたり、成約につながっているのかを把握することで、商品やサービスの販売の仕方を学べます。この学んだことを面接で話せば面接官も食いつきます。

資格取得の際の注意点

資格を取ろうと思った時に注意すべき点があります。

それは、資格の勉強をいつ辞めるかです。

勉強を始めた時は希望に満ち溢れていますが、どんなに頑張っても取得できないのでは、今後の人生に影響があります。

資格浪人を辞めるタイミングはいつ?そこからの正社員就職の方法も解説」では、方向転換のタイミングと就活の仕方が解説されているので、参考にしてください。

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