ニートを脱出したいけど、仕事することを考えると怖いと感じるのも無理はありません。
無職の期間が長いので、その生活に慣れてしまっていますし、スキルやコミュニケーション能力に自信がない人も多いでしょう。
でも、少しづつステップを踏んでいけば、ニートからの脱出は十分に可能です。
今ここで何も考えずに適当に仕事を選んで働くことができても、やりたくない仕事で消耗し続けるだけです。
しかも、失敗した時は反動が大きくなり、ニートに逆戻りして再び働く意欲を沸かせることが難しくなってしまいます。
そうならないように、ニートを脱出したいけど仕事が怖いと感じる時にすべきことをまとめました。
少しの変化から始める
いきなり正社員で働くのは、無職の期間が長いニートにとって心理的負担が大きいです。
簡単な仕事や人間関係に慣れることから始めてみましょう。
在宅ワークに取り組んでみる
データ入力やWebライティングなどニートでもできる在宅ワークに取り組んでみましょう。
ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングサイトで探すと仕事がたくさん見つかります。
クラウドソーシングサイトや業務委託は足元を見られやすく、報酬が低いという意見もあります。
しかし、あくまでもニート脱出の心理的負担を和らげるために在宅ワークをするので、報酬面は気にする必要はありません。
ここで大切なのは、仕事をしてお金をもらう嬉しさを感じることです。
サポステに行く
仕事をする上で人間関係は避けて通れないので、慣れておきたい人はサポステに行ってみましょう。
相談員に相談したり、同じ境遇の仲間とグループワーク・職業体験をすることができます。
その中で就職への意欲が高まってくれば、就職支援講座も行っているので、参加してみましょう。
ただし、求人紹介は行っていないので、求人サイトや就職エージェントを利用して求職活動をする必要があります。
仕事への怖さが和らいできたらすること
仕事への怖さが和らいできたら、以下のことにチャレンジしてみましょう。
アルバイトに行く
アルバイトは仕事と人間関係に慣れるチャンスです。
将来的に就活をする上で、単発よりも中長期のアルバイトをする方がアピールに繋がりやすいのは確かです。
しかし、ここでの目的は、心理的負担を和らげることなので、期間に捉われる必要はありません。
徐々に延ばしていけばよいです。
アルバイトが合わないなと思ったら、無理して続ける必要はないので、変に気負う必要はないですよ。
インターンシップに参加してみる
インターンシップは実際の職場にお試しで短期間働けるので、いきなり正社員で働くことに戸惑っている人におすすめです。
基本的に新卒向けが多いですが、既卒向けも増えているので、ニートでも参加できるチャンスはあります。
期間は1週間から2ヶ月まで様々あり、合わなければ終了後に無理に就活する必要はありません。
一人暮らしをしてみる
一人暮らしのように思いきって環境を変えてみましょう。
ただし、この方法はデメリットもあるので、よく考えた上で行いましょう。
働くことに前向きになってきたらすること
働くことに前向きになってきたら、いよいよ最終段階です。
仕事に必要なスキルを身につけたり、資格の取得、就職活動をしましょう。
スキルを身につける
スキルを身につけることは、正社員で働くにしても、フリーランスとして活動するにしても必要なことです。
デジタル化が進む現在においては、
- プログラミング
- Webマーケティング
- Webデザイン
のスキルを習得する人が多いです。
それぞれ専門のスクールがあるので、利用してみましょう。
資格を取得する
資格を取得しないとできない仕事があります。
法律系の資格の中では宅建士が比較的取得しやすく、不動産業界を目指す人におすすめです。
行政書士や司法書士を目指すのもありですが、難易度が上がるので撤退時期は決めておきましょう。
現場系の資格の中では、第二種電気工事士、危険物取扱者乙種4類、第三種冷凍機械責任者、2級ボイラー技士がおすすめです。
これに消防設備士を加えたビルメン5点セットは人手不足なので、資格を持っていると就職しやすいです。
ニートに強い就職エージェント就職支援してもらう
既卒向けの就職エージェントはニートにも対応していますが、特にニートに強い以下の3つに就職支援してもらいましょう。
- 就職カレッジ
- ハタラクティブ
- UZUZ(ウズキャリ)
なお、何れも展開している地域が限られています。
各県にあるジョブカフェやハローワークも併用すると就活がスムーズに進みやすいです。
まとめ
ニートから脱出したいけど仕事が怖いと感じる時には、次の3つのステップを踏んで仕事に就きましょう。
- 在宅ワークやサポステに行くなど少しの変化から始めて、仕事や人に慣れるようにする
- 仕事への怖さが和らいできたら、アルバイトやインターンなど人と本格的に関わることに取り組んでみる
- 働くことに前向きになってきたら、スキルの習得、資格の取得、ニート向けの就職エージェントで就活をする
直接ニートから正社員就職を目指すのも駄目ではありませんが、長期間無職であった人がいきなり働くと、自分の無力さを感じやすく、早期離職に繋がりやすいです。
細かくステップを踏む方が心理的負担が少なく、長く仕事を続けられるのでおすすめです。