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既卒の自己PRの書き方・作り方【見本あり】

既卒の自己PRの書き方のイメージ 就活ノウハウ

「既卒の自己PRの作り方が分からない。新卒とは何か違うの?ネタがそもそも無い…」

こんな悩みを抱えていませんか?

実は自己PRは新卒、既卒、中途関係なく、基本的な書き方は同じ。

だから、新卒との違いを気にする必要はありません。

問題なのは、自己PRの具体的な作り方と、ネタが無い時の対処法。

これを知らないでいるのは、既卒が就職できない原因の一つです。

そこで今回の記事では、既卒の自己PRの書き方・作り方を解説しました。

この記事を読めば、採用担当者に伝わりやすい自己PRを見本付きで分かるだけでなく、ネタが無い時の対処法も分かるので、自己PRの作成で困ることはありませんよ。

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既卒が自己PRを作るポイント

既卒が自己PRを作るポイントは次の2つ。

  • 自己PRの材料を集める
  • 自己PRの構成を知る

順番に見ていきます。

自己PRの材料を集める

材料がないと自己PRは作成できません。では、どんなものが材料として挙げられるのかというと、

  • 大学のゼミ・勉強
  • サークル活動・部活動
  • アルバイト
  • インターンシップ
  • 課外活動
  • 趣味

といった、新卒の就活でもお馴染みのものばかりです。

これらの経験を深堀りしていくのが自己分析になります。だから、自己PRを作るというのも自己分析の一部と言えます。

自己分析の仕方は、「既卒就活を失敗したくないなら自己分析を正しくやろう」を参考にしてください。

既卒就活を失敗したくないなら自己分析を正しくやろう
「書類選考落ちた」 「一次面接で頭真っ白になった」 「自己PRうまく言えなかった」 このように既卒が就職できない原因は準備が出来ていないから。新卒、既卒、中途関係ありません。みんな同じです。 主な準備には、面接対策、書類選考対策がありますが...

自己PRの構成を知る

構成は次の4つ。

  • セールスポイント(強みor長所orスキルor性格)
  • セールスポイントが得られた理由(根拠・背景)
  • 具体的エピソード(課題、解決策、結果)
  • セールスポイントの仕事への活かし方

いわゆる、Point(結論)、Reason(根拠)、Example(具体例)、Point(結論)のPREPという形で構成されているので、話が分かりやすいのがメリット。

話が分かりやすいのにはワケがあります。

セールスポイントだけを書いても、それが得られた理由がないと説得力がありません。それだけでは足りないので、具体例を用いることによってさらに説得力が増します。

具体例で終わってしまうとただの自己満足で終わってしまうので、最後に仕事でどう活かせるのかを書くことが必要なのです。

自己PRの見本を元に解説します

まずは自己PRの見本から。

自己PRの見本

私は傾聴をして、相手に分かりやすく伝える力に自信があります。
その能力は法律の合同事務所のアルバイトの経験で培われました。
私は弁護士のアシスタントとして、電話応対で不安・焦り・怒りを抱えている依頼者に対応していました。
そのためか、話が長く、まとまりがないので、せっかちに聞きたいことを聞こうとして失注してしまったり、弁護士に正確に内容を伝えられないという問題がありました。
そこで、話を最後まできちんと聞き、気持ちが落ち着いた時点で最低限聞かなければならないことを聞くようにしました。
結果、慣れもありますが、失注も減り、話の要点を掴めるようになり、弁護士へ正確に内容を伝えられるようになりました。
御社のWeb広告営業では、商品知識のないお客様に商品の内容とメリット・デメリットを分かりやすく伝える力が問われるので、私の強みを活かせると考えています。

見本の解説

一段落目で、セールスポイントをビシッと書いて、どんなスキルがあるのかをアピールします。ただし、根拠がないので、説得力に欠けます。

そこで、二段落目・三段落目で、そのセールスポイントが培われた理由を書きます。すると少し説得力が生まれます。

しかし、それだけでは足りないので、具体的エピソードを書きます。四段落目で問題点、五段落目で解決策、六段落目で結果を書くことにより、採用担当者により強固な説得ができます。

そして最後に、培われたセールスポイントを会社でどのように活かせるのを書くことによって、伝わりやすい自己PRが完成します。

自己PRを作る時の注意点

構成と見本を見て、自己PRの書き方を理解できたと思いますが、注意点があります。それは次の3つ。

  • セールスポイントは1つに絞る
  • 曖昧な表現に終始しない
  • 複数の文字数パターンで作っておく

セールスポイントは1つに絞る

セールスポイントは1つに絞らないとダメです。

なぜなら、あなたのセールスポイントが分散されるだけでなく、それぞれに根拠・エピソードを用意しないと、信頼してもらえないからです。

おまけに、自己PRの文字数や時間が指定されている場合、明らかにオーバーしてしまうのも理由としてあります。

だから、セールスポイントは1つに絞って、自己PR文を書くようにしましょう。

曖昧な表現に終始しない

自己PRの表現が曖昧な場合も、内容の信頼度が下がるので、なるべく使わないか、具体的な表現に変えましょう。

例えば、「粘り強い」というキーワードは、一見すると良い響きですが、具体的ではありません。

セールスポイントとして使うなら、エピソードで粘り強さを裏付ける話をしないといけませんし、文章中に使う時も、どのように粘り強いのかを書かないといけません。

複数の文字数パターンで作っておく

複数の文字数パターンで自己PRを作っておくことが必要です。

なぜなら、履歴書、エントリーシート、自己PR書、面接で自己PRを書いたり、話したリする時の分量はそれぞれ違うからです。

例えば、面接で1分間を指定された場合、文字数的には200~300字になります。しかし、自己PR書だと、A4一枚で書くとすると、約1,000~1,400字に相当します。

だから、複数の文字数パターンで自己PRを作っておくと様々なケースに対応できるので、役立つんです。

自己PRのネタが無い時の対処法

見本を見て、「こんな自己PR書けない。そもそも、学生時代はアルバイトやサークル活動もしていないし、家と学校を往復するだけだった」と言う人も多いはず。

また、既卒になってから時間が経っていると、学生時代のことは過去の出来事になっているため、アピールに適さない場合があります。

そんなあなたにおすすめの対処法があります。自己PRが何もない既卒の対処法でも一部紹介していますが、それは次の3つ。

  • ブログ・SNSを作る
  • インターンシップに参加する
  • アルバイトをする

ブログ・SNSを作る

ブログの作成は難易度の高い対処法です。その理由は2つあります。

一つ目は時間です。

アクセスが継続的に集まるまでに、半年、一年という長い期間がかかります。競争の低いキーワード1記事だけで検索結果に上位表示させてアクセスを集めることも不可能ではありませんが、それでも数ヶ月はかかります。SNSも同様で、ツイッターでちょっとつぶやいただけでは意味がなく、継続的かつたくさんツイートしないとフォロワーが付きません。

二つ目はライティングスキルです。

自分の書きたいことだけを書いていても反応はありません。ブログにしてもSNSにしても読者が困っていることを書くことが必要です。ネット上にはライティングノウハウが溢れているので参考にしましょう。

では、実際どれくらいの記事を書いたり、ツイートをすれば良いのかというと、ブログは企業向けにアピールするためには少なくとも100記事は欲しいです。一方でツイッターはたくさん必要ではあるのですが、興味を惹きつける、共感する、役に立つネタを書けば、さほど多くなくてもフォロワーがたくさん付いたりします。

アクセスのあるブログ・SNSを作るのは難しいですが、記事・ツイートを継続して書き続けられることだけでもアピールポイントになるので、チャレンジしないのは損です。

インターンシップに参加する

アクセスが多いブログやSNSの作成よりもはるかに難易度が低い対処法がインターンシップへの参加です。

参加するだけで職場体験というネタが得られるからです。

期間は少なくとも2週間以上のものを選ばないと意味がありません。1日や数日間のインターンシップだと長時間のセミナーと変わりないです。1ヶ月・2ヶ月の間、職場体験をすることは、得られるネタの量が段違いなので、自己PRやその他の面接で聞かれそうな質問に対応できます。

インターンシップの参加に関しては下記の記事が参考になります。

既卒はインターンシップに参加しないと損な話【特にニート】
既卒のあなたも一度はインターンシップという言葉を耳にしたことがあると思います。 欧米では日本のように新卒一括採用ではないため、採用に直結するインターンシップが盛んで、歴史も100年以上あります。 しかし、日本のインターンシップは欧米のように...

アルバイトをする

学生時代にアルバイトをしたことが無い人は、やってみると良いです。

インターンシップよりは心理的なハードルが高いですが、ネタになるのでやらないと損です。

アルバイトの種類は、コミュニケーションの発生するアルバイトが好ましいです。つまり、工場ではなく、飲食店、できればオフィスワークが好ましいですね。

期間は、短期ではなく長期でないと意味がないです。

企業は長期的に働いて欲しいと考えているので、短期のアルバイトでは説得力が無いからです。

自己PRを確認してもらった方が良い理由

自己PRを作成して終わってはいけません。確認してもらった方が良いです。その理由は2つあります。

  • 微妙なニュアンスの違いやエピソードが適切でない場合がある
  • 作成した分量では面接で話す時の長さが適切でないことがある

順番に見ていきます。

微妙なニュアンスの違いやエピソードが適切でない場合がある

おおむね内容は問題ないんだけど、細かい部分で文言を修正した方が良いということがあります。

ただこれよりも、本人から受ける印象とエピソードがかみ合わない方が問題があります。本人が真面目そうな感じなのに、書いている文章は快活な内容であった場合、ギャップがあり過ぎるため、採用担当者が疑問に思うことがあります。

対策として、自己PRを添削してもらうと良いです。

作成した分量では面接で話す時の長さが適切でないことがある

作成した自己PRを一度読んでみて下さい。どれくらい時間がかかりましたか?

面接では自己PRの時間を指定されることがあるので、長いバージョン、短いバージョンを用意しておかないといけません。

自分でも対策できますが、模擬面接で本番に近い形で指摘してもらう方がより確実です。

自己PRを確認してもらう方法

自己PRを確認してもらうためには、既卒就職エージェントハローワーク(新卒応援、わかもの)、ジョブカフェを利用しましょう。

専任の相談員が添削や模擬面接を通じてチェックしてくれますよ。