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新卒で入社した会社が倒産した時の対処法

新卒で入社した会社が倒産した時の対処法のイメージ 就活ノウハウ

新卒で入社した会社が倒産すると、不安や焦りに襲われるかもしれません。

しかし、そんな時こそ冷静に状況を把握し、適切な対処法を見つけることが大切です。

この記事では、新卒で入社した会社が倒産した場合の対処法について紹介します。

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生活費の工面をする

会社が倒産した時には、生活費の工面をしなくてはいけません。

その際しておくべきことをまとめました。

ハローワークで失業保険の申請をする(条件付き)

倒産は会社都合の退職にあたるため、新卒1年目であっても雇用保険に6ヶ月以上加入していれば、特定受給資格者として失業保険の支給対象です。

自宅から最寄りのハローワークで手続きをすると約1週間で失業認定されるため、失業保険を3ヶ月間受給できます。

なお、受給開始までの1週間でアルバイトをすると、待期期間の延長、4時間以内だと手当の減額が発生してしまうため、注意してください。

全くアルバイトをしてはいけないというわけではありませんが、1週間で20時間未満に抑えないと、就職認定されてしまう恐れがあります。

さらに、アルバイトしたことを申告しないでいると、失業保険を不正受給したとみなされ、受給した失業保険を3倍にして返さなくてはいけません。

本来、失業保険の申請は離職票が必要ですが、倒産の場合は、給与明細、身分証明書、倒産したことがわかるもので代用します。

労働基準監督署で未払い賃金の立替制度を申請する

急な倒産の場合、未払い賃金が発生している可能性があります。

ハローワークでの失業保険の申請と合わせて、労働基準監督署で未払い賃金の立替制度を利用しましょう。

親に生活費を支援してもらう

新卒1年目に会社が倒産した場合、大した貯金はできていません。

さらに、雇用保険の加入期間が5ヶ月以内だと、失業保険の支給対象ではないため、生活に困ります。

親に相談して当座の生活費を支援してもらいましょう。

転職先を探す

ブランクを空けるのは良くないので、転職先を探しましょう。

まずはアドバイスをもらう

いきなり求人に応募するのではなく、まずはアドバイスをもらいましょう。

おすすめは次の3つです。

  • 母校のキャリアセンター
  • 就職エージェント(転職エージェントも可)
  • 新卒応援ハローワーク

会社が倒産した時は緊急事態です。

母校のキャリアセンターを訪ねれば、相談に乗ってくれるはずです。

それがダメ、地元に戻ってしまって難しい場合は、就職エージェントや新卒応援ハローワークを利用しましょう。

倒産後すぐに相談しに行った場合は、失業保険や未払い賃金の問題など手続きの要否を教えてくれます。

なお、ハローワークと新卒応援ハローワークが同じ場所にあるとは限らないため、注意してください。

転職支援は、職歴があるので転職エージェントも利用できますが、短期離職になるので、既卒向けの就職エージェントを利用した方が適切なアドバイスをしてもらいやすいです。

2週間から1ヶ月の短期でスピーディーな就職支援を売りにしているところもありますが、焦って活動するのは危険なので、求職者本位でサポートしてくれるところを選びましょう。

特に、就職カレッジは職歴の浅い第二新卒やフリーターの支援に強いのでおすすめです。

求人サイトを併用して20代向けの求人を確保する

就職エージェントだけでは求人が足りなかったり、自分が思うような求人がない場合があります。

そこで、求人サイトを利用して20代の既卒・第二新卒向けの求人を確保しましょう。

その際に、マイナビ転職やリクナビNEXTなどの大手転職サイトだけでなく、Re就活などの専門サイトも利用しましょう。

特に、リクナビNEXTはフリーターや第二新卒の求人が多くあり、Re就活は20代に特化しているので、求人が探しやすいです。

同業界同職種の転職が好ましい

転職をする時には、同業界同職種の転職が好ましいです。

なぜなら、業界・職種への適性があることと、研修を受けて最低限のマナーを身につけているからです。

新卒採用で内定を得た実績があることで、業界・職種への適性があることは分かります。

その上、実際に入社して業界や仕事のルールを学んでいるので、早期に会社に馴染みやすいです。

一方で、デメリットがないわけでもありません。

競合他社も倒産したり、業績が悪化しているかもしれないからです。

その時は、他業界同職種に転職しましょう。

同業界同職種よりは確率が落ちますが、職種は同じなので、全く別の職種に応募するよりは内定が得られやすいです。

退職・転職理由は納得してもらいやすい

転職活動で不安要素の1つとなるのが、退職・転職理由です。

倒産の場合は不可抗力なので、事実を淡々と述べれば納得してくれます。

そのため、退職・転職理由よりも志望動機・自己PRの方が大事です。

しかし、この志望動機・自己PRも、同業界・同職種の企業へ応募する場合は、既にベースができているので作りやすいです。

会社が倒産してパニックになっているかもしれませんが、自己都合で退職した人よりも転職活動はしやすいので、過度に心配する必要はありません。

長期化しそうであればアルバイト・派遣も視野に入れる

転職活動が長期化しそうであれば、アルバイトや派遣も視野に入れた方が良いです。

4ヶ月以降の生活費を稼ぐ必要がある

実家から援助が得られれば良いですが、そうでない場合には生活費を稼ぐ必要があります。

失業保険が受給できる場合は、3ヶ月が限度なので、4ヶ月目に突入しそうであれば、アルバイトや派遣をすることを検討しましょう。

失業保険が受給できない場合でも、転職先が決まらずに、半年、1年と延びていくと、ブランクが空くため、企業の印象も良くありません。

倒産という止むを得ない事情があるとはいえ、自己都合で退職をした人と状況は同じです。

目安としては3ヶ月以内に転職が決まるかどうかで、アルバイトや派遣をするかを決めましょう。

派遣の方が仕事を得やすくスキルも付く

アルバイトと派遣のどちらを選択すべきかですが、派遣の方が仕事を得やすく、スキルも付きます。

アルバイトは正社員になるまでのつなぎとしてみられるため、場合によっては採用されにくいです。

派遣は紹介予定派遣という形で、一定期間勤務した後に正社員になることもできます。

派遣会社で研修もしてくれるので、スキルアップも図れるのも大きいです。

紹介予定派遣でなくても、同業界同職種の派遣を選べば、キャリアが一貫した社会人経験を積むことができるので、ブランクを空けるよりは遥かに良いです。

まとめ

新卒で入社した会社が倒産した時の対処法は大きく3つあります。

  • 生活費の工面をする
  • 転職先を探す
  • 長期化しそうであればアルバイトや派遣も視野に入れる

それぞれで必要なステップを踏めば、慌てることなく転職を目指せます。